再征服の時代 5
ラテン系の諸国では、取り入れられた民営化の手続きがより一層短期的な関心のために犠牲とされました。
私的株主、とりわけ外国の株主が公的保護から自由になった企業資本の多数を占めるようになることに対する恐れのために・・・
「中核グループ」を創設する方式から外国資本の参加を排除ないしは制限する方式にいたるまでの、さまざまな手の込んだ方式が生み出されました。
フランスにおける解決は金融市場に対する不信を表明するというよりもむしろ、コルベール主義的国家(重商主義的国家)にとって政治が中央囲い(パリなどの証券取引所の立会い所の中央におかれた円形の囲いで、公認仲介人がその手こすりの周囲で口頭取引をおこなう)に口出しする・・・
あるいは中央囲いを糧にするのを禁じ難いということを明らかにしました。
ですからラテン系諸国における問題の「中核グループ」の編成は、このグループの支持者たちの金融的な自立を助け、関連諸企業の外国企業からの自立を保証するようにしておこなわれたのです。
この動きが足踏みしている今日・・・
たとえこの動きがいくつかの国において追求されているとしても、民営化の議論に対する関心はごく限られているようにみえます。
いまや民営化が資本主義に及ぼしたさまざまな効果を診断するときなのです。
それは選挙における関心が支配する短期的な視野から民営化の効果をやりだまにあげたり、もちあげたりするというよりもむしろ・・・
経済領域における公的な意思決定の分野を大幅に減らすことによって、実際に資本主義システムの効率がどの程度改善されたのかを評価するためです。