再征服の時代
わたしたちは、公共セクターの領域を制限し、さらにはそれを廃止する理由へといきつきます。
国家の独占は、それにもっともな理由・・・
純粋の共同利益のためであるとか、私的イニシアティブが欠けているなどの理由があるときでさえ、もっぱら悪弊をもたらし、この悪弊のために、消費者はときとともに品質の欠如と不当な価格・・・
これらは労働生産性の低さを物語っていますが、これを甘受せざるを得なくなるのです。
このような状況は、さらに公共セクターが際限なく拡張するのに適しています。
公共セクターを構成する諸企業がさまざまに枝分かれするのです。
この枝分かれは大抵の場合、諸企業の創設を根拠づけた活動とは異なる活動においておこなわれます。
これについて、公共セクターはその領域を広げていきます。
つまり公共の株主は、驚くべきロシア人形を製造することが出来るのです。
このロシア人形の誘惑は、一般大衆が近づきがたい道をたどります。
この世界の専門家をのぞけば、アメリカの閣僚会議が企業の「終身的身分の」「独立した」社長を任命していることを一体だれが疑うでしょうか。
しかし実はこれらの企業のほとんどの公的資本は、別の公的企業によって保有されているのです。
それゆえ国有化はじわじわと進み、あらゆる政治的な意思を逃れていくのです。